あなたの人生を破綻させないために



無年金の親の面倒を自分で見るのは大きなリスクを背負うことになります。もし離れて住んでいるなら同居する必要があるでしょう。多少人より収入があっても一世帯分の生活費を仕送りすることは不可能ですから。

同居して生活費を負担するなら仕送りよりは少ない出費で済みますが、それでもあなたの老後の資金づくりや、子供がいるなら養育費、教育費などを切り詰めるなどの影響が出ます。独身なら結婚をあきらめることになりかねません。無年金の親と同居している人と結婚となると、相手もその親も難色をしめすでしょうから。

親が健康なうちはまだ何とかなるかもしれません。しかし年をとると医療費もかさみますし、介護が必要になると大変です。もし介護が必要になって、自分で面倒を見ようとするなら仕事を辞めなければなりません。施設に預けて仕事を続けるようにも、毎月の施設代で15万以上かかるでしょう。

無年金の親と同居すると、あなたの人生が破綻しかねないリスクを背負うことになります。

親に生活保護を受けさせることを検討する



子供には親を扶養する義務がありますが、この「義務」は子供が人生を破綻させない範囲でのものです。いくら育ててくれた恩があるとはいえ、あなたが結婚をあきらめたり、貯金を使い果たしてまで面倒をみる必要は法的にもありません。

弁護士を挟むなどして行政と相談すれば、無年金の親に生活保護を受けさせ、あなたの負担を限りなく少なく、もしくはゼロにできます。あなたの人生を破綻させないためにも、親に生活保護を受けさせることを検討してみてください。

親に生活保護を受けさせるための壁になること



生活保護を受けるには親が財産を持たず、誰からも扶養されてない状況である必要があります。生活保護を受けさせる上で壁になる主な要因を挙げます。

土地がある



持ち家や土地があるなら売らなければなりません。また、親の親、つまり祖父や祖母が残した土地があり、その登記手続きをしていないと親の兄弟の共同財産という扱いになります。つまり財産がある状態なので生活保護は受けられません。親の兄弟間で合意を得て、兄弟の誰かの名前で登記するか、もしくは売るかしないといけません。

親と同居している



あなたが親と同居している場合も生活保護は受けられないでしょう。生活保護は個人単位ではなく世帯単位で申請することになります。同居している親だけに生活保護を受けさせることはできないのです。あなたに当面養っていくだけの収入があるなら、生活保護は不要と判断されます。

親が生活保護を受けることを拒む



生活保護を受けることを恥だと思うことは珍しくありません。あなたの両親も恥だから受けたくないと拒むかもしれません。育てた恩を盾に子供の人生を潰してまで面倒を見てもらおうとすること自体も恥だと思いますが、その理屈が通用しない親もいるでしょう。だからこそ無年金という状況を作り出している場合も多々あるわけですが・・・

行政が申請を受け入れてくれない



財政難や生活保護の不正受給問題もあり、生活保護の申請は厳しくなっています。あなたが直接行っても家族で何とかしてくださいと取り合ってもらえない場合もあると思います。

弁護士と相談しましょう



このように親に生活保護を受けさせるためには、色々解決しなければならない問題が出てきます。法的な問題もからむので自力では解決が難しい問題です。ですので、まずは弁護士と相談してみるのが良いと思います。

今はまだ親が働いて自活しているが年金を払っていないから将来不安といった場合も、降り掛かってくる問題に備えて、今のうちに弁護士と相談しておいた方が良いと思います。先延ばしにするほど問題は拡大しかねませんから。


そんなに簡単に親は切れないという方へ。無年金の親の本性を知るに至った私の実体験もお読みください。
>>無年金で老後迎えた親の本性