生活保護リアルという本の中に、無年金のため生活保護を受けて老後生活を送っている人の話があります。

生活保護を受けるまでの人生



戦後の動乱を生き抜き家族に恵まれたが、妻の浮気の現場を目撃し、浮気相手を包丁で刺し、相手の家に放火してしまった。懲役13年の判決。

服役後は日雇い楼度などで食いつないだが、バブル崩壊後の不況のアオリでホームレスに。その後、困窮者支援団体の助力で生活保護を受け始めた。この頃には元妻も子供も病死していたそうです。服役していたため十分な期間年金を収めておらず、年金受給資格はありません。

生活保護の老後生活



この方は生活扶助費7万5千円と住宅扶助費4万5千円で、だいたい12万円ほど支給されているそうです。その中から住宅扶養費はそのまま家賃に、生活扶助費のうち2万はデイサービス利用料に支払うため、残りの5万ほどで生活しているそうです。

住まいは6畳和室、4畳の台所で浴室はなし。入浴はデイサービス施設を利用。朝はパンだけ、夜は米は自分で炊いて、おかずはヘルパーさんに作ってもらったものを食べているそうです。介護保険で要支援2と認定されていて、買い物なども手伝ってもらっているそうです。

支援を受けなる身ながらも、貧困者支援団体のボランティア活動に参加しているそうで、将棋を教えてあげたりしているそうです。今が一番いいと穏やかな老後生活を送りながらも生活はギリギリ家族の墓参りの旅行代を作るあてもない。娯楽や嗜好品のための余裕もほとんどないそうです。

無年金の老後生活について思うこと



この人の生活をどうとるか。犯罪を犯したのだから自業自得と取る人もいるかもしれません。自分はもう罪は償ったと思うし、もう少し生活に余裕があっても良いのかなとも思います。

それより、こうやって身寄りなく慎ましく生きている人がいる中、年金を十分払える収入があったにも関わらず払わずに、無年金で老後を迎え、子供に生活費をたかる親のほうに私は憤りを感じます。