ニュースで介護疲れの果てに子供が親を殺めてしまった話を見聞きすることはあるでしょう。高齢化社会の中で、介護が必要な親を抱えることは珍しくありません。こういう事件が起きる原因はどこにあるかというと、ひとえに親の年金の問題だと思います。

親が無年金だったり数万程度の低年金だと自活できません。それで子供が一緒に住んで面倒を見ることにしたとします。健康なうちは回ります。けど、もし介護が必要になって、それを自分で見ようと思ったら、仕事を辞めるか減らすしかありません。たちまち生活に困窮することになります。

そうなると子供は自分の人生に希望が持てない状況になります。結婚も無理ですし、独り身で生きていこうにも自分の老後の資金を作ることも困難になります。そんな困窮する生活の中で、親子喧嘩の果てに、カッとなって首を絞めてしまったということが起きるわけです。

だから子供が自分の人生をまともにやっていくためにも、年金は必要不可欠なものと言っていいでしょう。子供がよほど収入が良い人間でない限りは、介護生活を支えることはできません。

しかし、親が無年金、低年金で介護生活になっても救いの道はあります。それは親と別居し生活保護を受けさせることです。よく誤解されているのですが、子供の親に対する扶養の義務は、あくまで子供が自分の人生を犠牲にしない範囲でです。だから、ニュースで見るような困窮した状態になったなら、行政に相談すれば良いのです。もし、生活保護申請を門前払いされるようなら、弁護士を立てて申請すればまず通ると思います。

一番良くないのは家族の問題だと思って自分だけで問題を抱え込むこと。親が自活できないのはあくまで親の問題です。子供が人生を犠牲にしてまで背負う必要はありません。